デザイン年賀状公式ブログ

Gデザイナーの求人で一番効果のある媒体はどこだろうか…

…と考えて、Find jobにした。2年ぶりの求人となる。今回は年賀状を作ってもらえる人の採用になる。年賀状だけを作り込んでもらう人が欲しいからだ。いわば年賀状デザイナーの募集になる。以前からずっと感じていた自分の限界は、ユーザー層にある。自分の年齢プラスマイナス10才程度しか幅がない。これは世代的な事なのでどうする事も出来ない。20代〜30代をカバーしようと思ったら、30才くらいの人でないと無理だ…と痛感している。

 

難しいと思うのは30才くらいだと色々とやりたい事があるだろうし、可能性の翼を精一杯広げているに違いない。（自分もそうだった）それを年賀状だけに特化してしまう事を本当に良しとするだろうか。応募があるかどうかすら不安になる。2年前はたった一人の求人に対して60名の応募があった。びっくりした。だけど、今回はそうカンタンにはいかないような気がする。 

 

腕なんて（天才的な人を除けば）殆ど時間経過で決まると思っている。人よりも数多くこなした人の方が絶対的に上達する筈だ。そもそもバットも振らず、練習もしないのにイチローにはなれないのと同じ事だ。世の中に年賀状だけを作って食えている人なんておそらく殆どいないだろう。自分は年賀状で食っている訳ではないが、年賀状デザイナーとして雇うという事は、その人にとっては年賀状だけで食う事になる。そんなニッチなデザイナーになりたい人はどんな人なんだろうか。若さを年賀状だけという狭い世界に向けて頑張れる人がいるのだろうか…。全く想像もつかない。もしいたら、自分の知っている事を全て注ぎ込んでみたい衝動に駆られる

 

まだ見ぬ人の為に事務所を改造し、新しい机と高価な椅子を買った。カリキュラムを作った。仕事も用意した。MacintoshとAdobeCSも用意する。さて、どうなるのだろう。今の所、出足は鈍い。しかも、正社員じゃなくてアルバイトだ。勿論、正社員にする気は満々なのだが…。待遇はとても大事だけど、待遇だけで来る人は排除したいので、敢えてあまり書かなかった。これで駄目だったら、次は違う攻め方を考えないといけない。

ライバルサイトはネットに非ず、ムック本にあり。

年賀状のムック本が実に数多く出ている。次から次へと20冊近く買ってみた。ムック本のレビューの為に買ってみたが、本当に最近の年賀状ムック本は良くできている。随分前に自分が見た時は、こんなもん使う人がいるのか…と思うレベルだったが、すっかりそこで時間と思考が停止がしていた。反省しきりだ。今回レビューを書きながら、本当にこれでもかと言うほどデザインの数を集め、さらに宛名ソフトを付けて、使い方まで色々丁寧に説明し、数百円というから恐れ入る。

 

出版社同士で売れ行きを争って切磋琢磨するとこうなるという見本だろう。デザインもちゃんとお金をかけて作っている。何よりも盛りつけが素晴らしい。デザインやイラストを料理とすると、言わば、お皿や店舗の雰囲気にお金をかけていると言うべきか、より一層料理が引き立つ作り方をしている。ああ、自分のライバルは年賀状のムック本だったんだと今更ながら気がついた。しかも相手は何十人も人間がよってたかって作っている。こちらはたった一人では勝負になる筈がない。

 

これまで特にライバルとして設定したサイトはなかった。（ライバルがいないという傲慢な意味ではなく）我が道を行こう程度だったし、似たような事をしているサイトがなかったせいもあった。その為、今思えば進化がとまっていたような気がする。そこで、ユーザー層は似ているようで違うと思うが、ライバルとしてムック本にピントを合わせて、来年以降勝負出来るように頑張る事にした。（今年は既に終わっていると考えて良いだろう）ムック本をライバルと考えると、大きく進化出来るような気がしたからだ。

 

ネットだと大手ではダウンロードサービスはやっているけど、どうしても違いが資本の差になるので参考にならなかった。だけど、ライバルが出版社だと考えると、自分にもやれる事がまだまだあると分かってきて、わくわくしている。ユーザーが求めるものは何だろうか…と考えていくと、如何に自分が最近手を抜いてきたが分かる。

 

本業ではちゃんとユーザーの声に耳を傾け、日々進化する事が大事だとのたまいながら、年賀状ではそれをやっていなかった事実がある。道楽でやっているんだから、そこまでやっていられない等というのはおごりに過ぎない訳で、使う人には関係のない事だ。単に使えるのか、使えないのかが問われている。だから今はかなり本気になっている。道楽ではなくきちんとビジネスとしても成立し、それが使う人への答えになるようにしなければ、ムック本がライバルだなんてとても言えないだろう。

中年であかの他人から届いても微妙？差上ますキャンペーン実施中。

年賀状差し上げますキャンペーンを実施中。これが有名人なら嬉しいだろうが、我ながら無名の中年から送られて一体どうなんだ…と思う。しかし、干支を1周の記念キャンペーンなので送る事にした。自社でメッセージを手書きで送る運動のコンテストもやっているのに、これをプリントだけですますのでは全く話しにならない。これもちゃんと手書きのメッセージを入れる事にした。宛名も手書きにするかは、現時点で決めていないが、可能な限り手書きで出したいと思う。

考えてみれば、本当に手で文字を書くことが少なくなったと思う。宛名ソフトが出てどんどん便利になって自動化が進むのは必然としても、書こうとしなければ、書く機会はどんどん失われてしまう。年賀状くらい、手で書こうよ…と言いたいのだが、そういう自分も便利さに負けている。ここは一番手で書くしかないだろう。（ご希望の方は応募フォームまで。）出す年賀状のデザインは全く決まっていないが、いちからの描き起こしで、今あるデザインを使う事は考えていない。折角なので集大成と言えるものにしたい。

干支は普通の人生ならば7周から8周。そのうちの一周を作るだけで回転した事には自分でも驚いている。あと1回転できるかどうかは微妙なところだ。早く誰かにバトンタッチしないといけない。そのバトンを渡す人を今必死で探している。誰か良い人が現れてくれないだろうか…。

エブリー年賀状始めました

10月中旬から開始と宣言していたが、なんと下旬になってしまいました。始めてのったら早いので一気に作れるんじゃないだろうか。多分…。

なぜエブリーなのかと言えば…。

理由その1として、年賀状は暑中見舞いと違って生もの、季節ものなので干支が終わったら用済みになる。12年後に役立つかと言えば、そんな訳はない。オーソドックスなものだと時の経過に耐えうるかもしれないが、ちょっと変わった視点ものだと使えない訳です。勿論、使えるものも混じってはいるものの、次の年に全く同じものを出せば手抜きと言われる。それなら最初から、変わらないものとして出せば良いじゃないか…というのが第一の動機です。

理由その2として、ずっとIllustratorデータで作る事を基本としてきたものの、大多数の方には殆ど関係がありません。そろそろaiデータじゃないものがあってもいいだろうし、表現としての限界もある。業者向けではないなら、好きなように作りたい。これも決して小さくない理由です。かなり安直なタイトルですが、先ずは何でも良いから形を作らないと次のステップにいけないので、とりあえず手探りでも良いので作ってしまえ！後は何とかなるだろう…とばかりにアップしました。

理由その3もあるけれど（結構これは大きな問題だった）今回はその理由を伏せておきたいと思います。

まずは形作りだったので、とりあえずの報告となりますが、次からはアップしたからと言って、いちいちブログに書くことはしません。気長に完成までお待ち下さい。

年賀状レトロ美術館の仕入れ

今年の辰年レトロ美術館特設展示の評判が良いので、巳年、午年と続けようと考え、今からチマチマと集めていいます。見た事があるでしょうか？辰年レトロ美術館特設展示。今年は年賀状博士におんぶに抱っこだった為、多少自力で収集する必要があると考えていました。

そこで昨日、京都は四条烏丸にて今年3回目の仕入れ。…とは言っても何もフリーマーケットのような仕入れ市場がある訳ではありません。最近日本絵葉書会という会に今年入会し、この例会に参加しています。これが、最初参加した時に、激しいカルチャーショックを受けました。うわ〜〜、こ、こんな世界があったのか…。恐ろしい…。あまりに凄すぎる。ただただ唖然とするばかりで、到底ここで文章で表現することは出来ませんが、最近久しくなかった衝撃的な驚きを感じた出来事。そして、あまりに奥深い…。

絵葉書を通じて、特定の分野でそれこそ日本屈指のプロばかりいます。凄まじく濃い情報の中味。収集が目的の方。研究が目的の方。売るのが目的の方。様々な方がいます。

今回入手したのが写真のブツです。干支の年賀状が簡単に手に入る訳では決してありません。先を見ながら何十枚も買って、その中に混じっている程度です。特設展示が出来る位集めようと思えば、ひとつの干支で干支が入った年賀状が1000枚以上必要でしょう。気の遠くなるような作業です。ちなみに今回買った年賀状には巳年はなかった。ヤフオクで今回と同じものを手に入れようと思ったら、時間を20倍ほど、費用も数倍余分に掛かります。馬鹿らしくて、二度とオークションは出来ません。インターネットは実に便利です。何でも見つかる。だけど、特定の人が集まる実際の場には、絶対にかなわないのも確かです。

もしも、オークションで古い絵葉書を集めている方がいるならば、即刻入会して参加する事をおすすめします。きっと旅費を払ってもお釣りが出るでしょう。

アンティーク収集癖がある訳ではありません。全くないと言っても良い。デザイン的見地、印刷技術の見地、さらに、文化的側面から古い年賀状を見ています。まずは次の年賀状レトロ美術館の特設展示を作るのが目的です。…という事で巳年レトロ美術館の特設展示の準備はすでに開始している訳です。

今後、経緯を逐次ご報告致します。

年賀状に関するブログを移転する理由

年賀状の裏側を表側へ移動する事にしました。
理由その1・年賀状の裏側に使用していたココログが使いにくかった事
理由その2・別のドメインを流用していた為、ドメイン名が相応しくなかった事
理由その2・ココログがソーシャルボタンに対応していなかった事
理由その3・niftyドメインの融通性がなかった事

等の理由により、ブログを新しく設置する事にしました。本当はfuyuk-nenga.comのドメインを使いたかったのが本音です。サブドメインで、blog.fuyuki-nenga.comにしたかったのですが、やむを得ず独自ドメインとしました。理由その4の、これはデザイン年賀状のドメインを取得したniftyドメインがサブドメインに対応していないからです。詳しく言えばドメインのCNAMEレコードを編集出来ません。次善の策として年賀状が置いてあるファーストサーバで有料でAレコードを発行してもらう事が可能ですが、新たに同社でサーバーを借りて、そこにTypePadをインストールする必要があります。TypePadアカウントは既に持っているので、お名前ドットコムのようなCNAMEレコードを編集出来るところで、ドメインを取得してTypePadでドメインマッピングする方が自力で安く簡単だったので、このドメインで別ブログの形になりました。

niftyドメインからドメインを別の管理会社に移転する方法もなくはないですが、結構手続きが面倒な事と、年賀状のアクセスが増えていく今の段階で、移転するのは得策とは言えないと思い、断念しました。

現在色々と設定中です。エブリー年賀状もまだ出来ていない状態ですが、今年は平日は毎日更新しようと思っています。内容についてはほぼ全て年賀状に関する事で、サイト管理について、SEO等について、デザインについて、印刷関連、DTP関連になります。普段見せる事のないようなGoogle Analyticsのキャプチャーなども時折見せる事になります。